The 50-50 Work© 50/50ワーク©
つきじひろこ
Hiroko Tsukiji-Steinberg
人生に従うことができる貴方に備わった無限の可能性を知っていることは、
言ってみるなら、貴方が人生と暖かく気持ちよく一緒にいることができるということです。
- Pathwork® Guide Lecture No.243
この道を歩んでいる友達のみなさまへ、
私がこの道をどのように歩んでいるのか、関心をもってくださり
ありがとうございます。この機会に、私がどのように私自身のなかへと
人生からの刺激を取り入れ、どのようにして人生があるままに展開して
いくことを受け入れようと試みてきたかを書いてみます。
まず、このワークが私にとってどのような意味を持っているのかについてですが、それは「自分の道を見つける人になること」。私自身の道を見つけ出す助けになりました。それがどのような助けであったのかを書いてみます。
トレーニングを始めた目的は、内面の静寂さを育てる方法を学びたかったからです。特にヘルパーになるためのトレーニング期間における私の祈りと瞑想は、この地球上での人生が運んでくる困難のなかをどのようにして生き抜いていくことができるのかを身に付けたいという願いでした。あるものをあるがままに抵抗せず受け入れていくこと、それから現実とひとつになっていく方向性が内面の静寂さを得ることであるだろうとは考えていました。それでもその時にはこのことをどのようにして行ったらよいのかはまだ知りませんでした。
私はトレーニングのあいだ、ガイドが、「ほんとうに生きたい人は、
誰であっても一度は人生を見失わなければならない」と教えていることを
知っていた。私が願いそして祈っていたことを経験するため、私には
失い迷う勇気と決断が必要だった。そのあとでのみ私は何かを見つける
ことができるかもしれない。しかし私には私が見つける必要があるものを
見つけることができるのかどうか、その時にはまったく分からなかった。
それでも私にとって一つ明らかではっきりと分かっていたことは、私が欲しいと
望んでいるものを提供することができるのは、私自身しかいないということだ。
他の誰一人としてそれを代わりにやってくれる人もいなければ、どのような
プログラムやトレーニングに参加しても、どのような組織に所属しても、それは
決して手に入らないことだけは確実に分かっていた。
私はごく普通の当たり前の人間が通常歩む通り、葛藤し見失って彷徨うことに決めた。それからかなり長い時間をかけ徐々に、「正しい真ん中の道」なるものが存在していて、それが見えてくることに気がついてきた。そしてガイドが教えている、「人間の発達段階は移行期の状態にある。」という意味がだんだん理解できてきた。それは私にとって50/50ワークでありそしてその意識を意味している。
それから見失い彷徨うことを通して、私が願いそして祈っていたものを見つける道へと戻ってきた。これはガイドが伝えている通りだ、「貴方が優雅に降伏する時には、まったく新しい冒険と人生の新しい歩き方のなかで宝物を見つけだすことでしょう、そして貴方はたった今ちょうどその段階を始めたところにいるのです。」
これが私がトレーニングのあり方として信じている取り組み方で、特にヘルパートレーニングでは、「完全に不完全な人間」になっていく意味を自らの手と足とを駆使してその道を見つけ出すものだろう。それが私にとっては50/50の意識であり、私の焦点になっている。貴方は貴方自身の人生の創造主になっていく。そのためには少し時間がかかるかもしれない、それでもガイドは言っている、「貴方の道を歩み続けなさい!」「永遠なる『時』を計る時計からみるなら、それは一秒か二秒にしか過ぎないのだから。」と。
最後に、私がとても気に入っているガイドの知恵を引用します、「貴方の可能性自体が、生きていくための新しい活動の場になることでしょう。人生に従うことができる貴方に備わっている無限の可能性を知っていることは、言ってみるなら、貴方が人生と暖かく気持ちよく一緒にいることができるということです。」
みなさま、貴方自身の道を自ら見つけることができますように。
築地浩子ジョイ
50/50ヘルパー・ワーカー
2019年冬
背景:
浩子が初めてパスワーク®ガイドに出会ったのは1995年だった、そしてその膨大な神聖なる教材に含まれているほんとうの意味を読み解き理解するための鍵を見つけ出すまでには、それからさらに12年必要となった。いつでも人間が出会うように、彼女もたくさんの美しい問題と格闘しながら歩き続け、その鍵は2007年の冬、モイラとバートが創造した教材として彼女の元に現れた。彼女にとってそれは一目惚れとも言える出会いであった。
50/50ワーク©の黄金律はいつであっても、「欲すること、ワークをすること、そして待つこと」である。この法則は彼女と50/50ワークとの関係を物語っている。彼女は鍵をみつけるための準備を続け諦めることはなかった、その時にはこの黄金律を知らないまでも、この鍵に出会いたいと「欲し」開き続け、「ワークをし」そして「待った」。それ以来彼女の人生の焦点は、地球上において霊的な現実を生きるための努力を継続することである。言い換えるならば、「単にそして完全に」人間になっていくことだ。この旅において、彼女が指針としてきたガイドの教えは、「貴方はすでに所有しているものを最大限活用し提供しなければならない、しかし貴方は決して貴方が所有している以上には活用し提供してはならない。」である。
1961年青森県で生まれ、現在はアメリカ合衆国バージニア州に、大好きな夫であるデービット・スタインバーグと暮らしている。デービットは美術史家で、 彼女の創造活動と表現をもっとも深く刺激し応援してくれる。彼女の愛情と喜びは、デービットや家族そして友達との関係性を通して大いに表現され発揮されている。
トレーニング:
2017年50/50上級ヘルパー、2009年50/50ヘルパー、2007年〜現在50/50ワーク継続中。2007〜09年メートリックスワークス®トレーニング(アメリカ・コロラド)。2003〜04年ファミリーコンスタレーショントレーニング(アメリカ・バージニア)。2000〜08年パスワーク®トレーニング(アメリカ・バージニア)。1998〜2017年(2001〜02休学)バーバラブレナン・スクールオブヒーリング®アメリカ校関連(アメリカ・ニュージャージー及びフロリダ)。1999〜2001年バイオシンセシストレーニング(東京他)。1998〜2000年、ゲシュタルトセラピートレーニング(東京)。