ある喜びの日(*)

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　　　　　今日は「喜ばしい日」です。終了していく日、そして実際には、希望溢れる新しい始まりの日、その両方の日なのです。貴方達は、今日座っているその「新しい現実」を創造するために、貴方の「古くなった現実」のなかでこれまで何年もそしてこの数ヶ月を「ワークをしながらそして待ち続けて」きました。私達は専門家になり始めている過去についてを話すことができました！　しかしそれは過去のことです。今ここで、貴方がずっと準備をしてきた、貴方の「今ここからの」未来についてを見ることにしてみましょう。

          

　　　　　貴方が50/50ワークを始めた時に貴方が知っていたとしてもあるいは知らずにいたとしても、貴方は「歌い方を学ぶ」トレーニングをしてきました。もちろんこれは、貴方へと話しかけているそして貴方を通して話しかけている神へ対する開かれた経路になるための隠喩です。ガイドは、この「魅惑的な」経験のことを、私達が肉体を持ち生まれてきたためのものであると言っています。これが貴方の「今ここからの」未来です。これが貴方達が待ち続けていたものです。 

        

　　　　　貴方達のワークはこの「喜ばしい日」のために準備してきたものです。貴方は今この時、貴方の経路を、貴方が助けを必要としている一つひとつの小さな出来事から大きな出来事を通して、人生についてやあるいは貴方自身についてを知るために必要としているものを発見することへと向ける準備ができています。貴方自身の神である自己からの指示は、本当に「その栄光のなかにいる天使の音楽」に等しいものであるとガイドは言っています。実際のところ、「それは文字通り、貴方を満たしてくれる天使の音楽であるのです！」　親愛なるガンジーはそのことを、「声を聞くことである」と呼んでいました。彼は、「欲しているすべての人々はその声を聞くことができるのです。それはみなさんの内側にあるものです、しかし他のどのような物事とも同じことですが、その為には前提となるそして確かな準備が必要とされているのです。」

         

　　　　　貴方達はワークを行うことによって確実に準備を行ってきました！　けれども、貴方が開始した時には、ほとんどの方達は、「奏でられる」必要がある「歌」が貴方の内側にあることを知らずにいたことでしょう。言うまでもなく、貴方は何かに対する切望と溢れんばかりの熱望に行きついていました。しかし貴方は、「溢れんばかりの」恐怖にも行きついていたことでしょう。貴方は貴方をこれらの恐怖から守る為の防衛でいっぱいだったことでしょう。これらの恐怖を作り出している間違った概念でいっぱいだったことでしょう。

          

　　　　　そして、貴方は貴方の恐怖へと向かい合いそしてそれらを通り抜けることを学びながら、数ヶ月そして数年の月日を費やしてきたことでしょう。貴方はどのようにして貴方の防衛を手放すのかを学び、そして「空っぽ」になる為に、貴方が「何も手放していない」ことを発見しています。貴方は、どのようにして、貴方自身についての、他の人達についての、人生についての間違った概念を剥がしそして挑戦するのかその方法を学んできています。そして貴方は貴方の最も深遠な切望に気がついていくことを期待しながらも、貴方の要求と期待とを手放していく芸術を学んできています。貴方には選択肢があることを発見しながら、貴方は貴方のロウアーセルフへと探求を深め、貴方のハイアーセルフへと開き、そして貴方の内なる「音楽の精霊」へと開いています。

       

　　　　　貴方は「歌い」そして貴方自身との調和を果たしながら、音階の上限と下限とを超えた音を奏でることがどのようなものかを知ることでしょう。今であれ、時に貴方の耳は、現在の音域をはるかに超えることが多くなってきていることでしょう。貴方には今が聞こえています、その領域の音楽だけではなく、ある時には音楽的な響きであったものが、今では単なる騒音であるとしか聞こえない何かを区別することができるかもしれません。もしかしたら、通りの渋滞にすら、ある深い音楽的な響きをみつけるかもしれません。貴方が貴方の思考と完璧な調和にいる時には、貴方はどこであっても音楽が聴こえることでしょう。ガイドは、エネルギーにさえ音の表現があると言っています。もしその実体が高く発達しているのであれば、放出される意識の音は非常に美しくそして調和に溢れたものでしょう。

         

　　　　　みなさんは、早春に鳥達は歌を奏で、若い芽の成長を促す波動を設定していることを知って嬉しくなるかもしれません。その葉がすべての芽を出す時には、鳥達は黄昏時と夜明け以外にはもう歌を奏でることはなくなるのです。

          

　　　　　「歌うことを学ぶこと」へのゆっくりとした段階的な過程は、貴方が貴方の心を喜んで惜しみなく開こうとする気持ちにかかっています。貴方の心を開くには、ある特別な種類の勇気が必要とされているようにみえます。貴方達は、貴方自身で貴方が愛情深いことを感じ、貴方が繊細であることを感じ、創造の美であることを感じ、そして光を見つける試みのなかで葛藤している人達の耐える能力に基づく永続性を感じるために、心から喜んで惜しみなく想像上の危険を冒して感じてみようとしなければならないでしょう。

     

　　　　　貴方がこれらのきめ細かい波動へと貴方自身を開けば開くほど、貴方の心を開くことを支えてくれる友達や環境を選ぶことが貴方にとってますます重要になることでしょう。この領域に関して導きを求めてください。導きはやってくることでしょう。それから貴方が想像することができる以上に聡明でさらに素晴らしいものが貴方へと与えられることでしょう。貴方の経験によってのみ、貴方は本当にそのような導きの賢さと偉大さとを測ることができることでしょう。

          

　　　　　貴方が導きへ対して貴方の経路を広げる準備をするたびに、先行きの期待で歓喜している様子を想像してみてください。例えば、もし貴方がたった今、仏様かモーゼあるいはイエスの目の前に案内されようとするなら、貴方の霊的な期待はどれくらいの程度において引き起こされるでしょうか？　貴方は疑いなく、その単なる思考を通して、そしてその考え一つで興奮することでしょう。貴方が貴方自身の神聖なる存在へと近づく時には、これと同じ強烈さと共に興味を感じてください、これと同じだけの関わりを感じてください。

          

　　　　　貴方自身の内側に存在している神聖なる存在へと近づいていくための時間を作ってください。ある人達は、私達の力と知恵へと繋がりを持つ一つの方法は、ある静かな場所へと一人で行きそしてとても優しく貴方自身の名前を何度も繰り返し呼んでみることだと言っています。貴方の名前を呼ぶことが一つの形を作り、それを通して果たす特定の力のために「受け取る場所」として役割をすることでしょう。

          

　　　　　それでは、立ち止まりそして目を閉じて、貴方の内側に静かな場所を見つけてください、そして優しく貴方の名前を声に出して呼んでみてください。（しばらく時間を取ります。）　もう一度繰り返してみます。（しばらく時間を取ります。）　もう一度呼んでみましょう。

         

　　　　　最後になりますが、貴方は疑いを抱く時があるでしょうし、「歌うこと」を忘れてしまう時もあることでしょう、そしてその時には、５０／５０（！）を、そして賢い教え手によって話されたこれらの言葉を思い出してください。

          

　　　　　　　　　　　　　　　「白い馬車に乗って月を飛び越えていく人達がいます。

　　　　　　　　　　　　　　　　自分の二本の足を使い泥でぬかるんだ道を苦労して辿りながら、

　　　　　　　　　　　　　　　　せっかく前の月に進歩した分を一日で後退してしまっている人達もいます。

　　　　　　　　　　　　　　　　しかしどちらの部類の旅人達も、両者ともに最後には、

　　　　　　　　　　　　　　　　同じ場所へと到達するのです。」          

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　　　　　貴方達は遠く長い道を歩いてきました。そして今、私達は貴方達と共にもう一つの始まり、貴方の「今からの」未来をお祝いいたします。貴方達のなかには５０／５０ヘルパーになっていく方々もいらっしゃるかもしれません。貴方達のなかには貴方の霊的な喜びの方法を進み続けていく方達もいらっしゃることでしょう。しかし貴方がどの方向を辿るとしても、「貴方の歌を歌いあげる」という「魅惑的な」経験への貴方の切望は決して終わることはないことでしょう。     

   

　　　　　ありがとうございます、そして神の速度と共にありますように！

 

モイラ　ショー　５０／５０ワーク

卒業式にあたっての言葉　ジャパンコンシャスネストレーニング　

２０１８年１２月　　

 

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​（＊）モイラ・ショーの許可による掲載

築地浩子訳　

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